ベルリンで働く大学生の気ままなブログ

2018年9月からベルリンに留学しています。思い出記録として書いているので期待しないでください。ベルリンのあんなことやこんなこと、留学生活、インターンなどなど。

今日、1ヶ月半悶々としていた状況をようやく乗り越えた。

実はここ2ヶ月くらいほとんどブログを書きませんでした(誕生日の投稿以外で)。

というのは、自分自身が想像していた留学生活が送れておらず、発信できるような生活ではなかったからです。

 

僕の中では、まず最初の半年はドイツに慣れて旅行に行って勉強して、純粋に海外生活を楽しむことに費やそうと考えていました。今年2月の時点でそれは大方クリアしていました。何不自由なく幸福度の高い生活を送り、まさに“充実”していました。

 

そして後の半年は何かベルリンならではの挑戦がしたいと思っていました。僕は日本で経済を学んで地元でいくつかの事業を行い、またベルリンでビジネスを学んでいたこともありとてもスタートアップに関心がありました。ベルリンといえばスタートアップ、というくらいこの街はスタートアップで溢れかえっています。だから、できれば4月からスタートアップでインターンできればなぁなんて考えていました。

 

けれど、現実はそう簡単ではなかったです。2月からとにかくスタートアップにアプライしまくっていたのですが、どれもダメでした。理由は、僕がスタートアップのメンバーとして働くための経験やスキルが足りなかったことや言語が日本と英語しか話せないことにあったと思います。中には、あと半年ベルリンにいてくれるなら受け入れるよ、と言ってくださった会社もあったのですが、ほぼ返事は“No”でした。3月ごろは、まあまだ大丈夫だろうと思っていたのですが、4月になっても結局ダメでスタートアップで働くという目標は無くなってしまいました。

 

ただ何もしないのは嫌なので、最終的にたどり着いたのが飲食店のアルバイト。4月半ばから新しくオープンする日本食レストランがあると聞いて、アプライしたら受け入れてもらえました。

しかし、働き始めるとなんだかとても違和感を感じました。日本食レストランなのに、バイトもオーナーもほぼベトナム人で給料は時給6ユーロ(ちなみにベルリンの最低賃金は9ユーロ)。会話はドイツ語とベトナム語?で心地いい環境とは言えませんでした。また日本人の僕に対してはとても当たりが強く、働く環境としては最悪でした。けれど、これが東ベルリンの現状でもあることは確かです。アジア人オーナーが違法な雇用をして働かせている店は他にも多くあります。

そして僕自身働いていて感じたのは、こんな場所で残り数ヶ月過ごすのはもったいなさすぎるということ。そんなことを感じて2週間経ちました。

 

そして先週、もう辞めようかなと思っていた矢先にあるスタートアップの社長からメールがありました。メールには、仕事の依頼とあり、今日会うことに。そして、本日仕事を頂きました。あまりの一瞬の出来事に正直まだ驚いています。けれど改めて、ベルリン留学の一つの目標をクリアすることができました。

本当に嬉しいと思うと同様に、初めてスタートアップで働く不安も大きいです。何せ、会話は英語ですし仕事内容も初めての内容ばかり。ただ、残り3ヶ月で絶好の成長機会を頂けたことは僕にとって本当にチャンスだし今はモチベーションに溢れています。

 

ここ2ヶ月間、自分自身はとても悶々としていて、自分の理想とする留学生活ができていなかったのですが今思うと本当に粘り強くやってたなぁと思います笑。東ベルリンのレストランで違法な賃金で働かされたことも、スタートアップにアプライし続けたことも本当に良い機会でした。

まだスタート地点にも立てていませんが、残りの留学生活をベルリンで充実させられるように頑張ります。