ベルリンで働く大学生の気ままなブログ

2018年9月からベルリンに留学しています。思い出記録として書いているので期待しないでください。ベルリンのあんなことやこんなこと、留学生活、インターンなどなど。

留学の中間地点にたどり着きました。

今日で、ちょうど留学も半分。体感速度はめっちゃ早かった。そう思えるたくさんの出来事があったからなのかとか思いながら、今日も過ごしている。

 

今学期が終わって、同じセメスターの日本人の友達も2人帰国することになる。なんやかんやで一緒に旅行したり、意味のない話を淡々と語ったり、これからの人生について話したり、いい思い出ばかりだ。で、どんな話してたっけな〜って振り返ってみると意外と面白い話をしている。

 

日本では今、同級生は就職活動している頃かな。はたまたアルバイトをしてたりとか、居酒屋に行ったりとか。僕も日本にいる時は周りと同じように生活していた、けれどその生活がベルリンに来てからは180度ガラッと変わった。使う言語はドイツ語と英語、大学の講義のスタイル、留学生やフラットメイトとのコミュニケーションなど全てが新鮮だった。ドイツの生活スタイルなどはよくSNSで評価されがちだが、実際に生活してみると暮らしが便利というよりも幸福度がものすごく高い。ストレスに感じることもあまりなく、物価も比較的安くベルリンの人たちはみんな優しい。学生は公共交通機関が無料なところも魅力的だ。行きつけのカフェの店員と仲良くなって、たくさんサービスもしてくれる。一緒に生活している友達も、料理の作り方を教えてくれたり、ビールを飲みながら話をしたり、毎日が充実している。

 

特に留学期間中に大したことはしていないけれど、日常の解像度を上げてみるとこういう生活ずっと続けたいなって思うことが本当に多い。多分客観的にみると、ベルリンは壁のイメージが強すぎてそれ以外は大したことないんじゃないっていう印象だと思う、僕もそう思っていた。けれど、実際は西ベルリンと東ベルリンの雰囲気の違いが現在でも明確に残っていたり、アート文化が浸透していたり、スタートアップがものすごく多かったり、多様な文化が一度に味わえたり、最高な場所だ。

 

そんなベルリンで半年間暮らしていると、正直日本の就職活動とかどうでもよく思えてくる。別に貶している訳ではないけれど、これからの将来もっと幸せな生き方があるんじゃないかって素直に感じてしまう。カフェ店員とかも、ベルリンの人たちはみんなすごく楽しそうに仕事をする。もちろん収入面だったり文化の違いだったり色々あるとは思うけれど、なんかいいなぁって思ってしまう。憧れみたいなものかな。どうせ生きるなら幸せに暮らした方がいいに決まってる、だから僕はベルリンのストレスフリー社会がどのように構成されているのか、色々な側面から観察して、うまく日本に還元できればいいと思って今は生活している。もちろんベルリンの当たり前が日本の当たり前じゃないことくらい分かってるし、受け入れられない部分だってたくさんある。けれど、やっぱり幸せに生きたいという欲望だけは変えられない。

 

半年間過ごした日本人の友達と、こんな話をずっとしていた。俺たちは今幸せとか言いながら。なんかダサいなぁ。今日もベルリン大聖堂の前の芝生で1時間くらい寝転がって話をしていた。内容は適当だけれど、半年間色々楽しいこととか大変なことがあったからこそ今こうやって思えるのかなって話しをすると、残りの半年間も駆け抜けていこうと自然と思える。

 

半年後はまた違った考え方や気持ちになっているのかどうか、少し自分でも楽しみだ。

 

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