ベルリンで働く大学生の気ままなブログ

2018年9月からベルリンに留学しています。思い出記録として書いているので期待しないでください。ベルリンのあんなことやこんなこと、留学生活、インターンなどなど。

アルバイト

また、抽象的なタイトルをつけてしまった、と内省しながらも自分のアルバイト事情について書きます。

書こうと思ったきっかけは、自分自身があと1ヶ月ちょいで辞めるんだなあとふと思い、とりあえず今思っていることを文字にしてみたいなと。

 

大学合格が決まった2016年3月、通っていた予備校の先生にめっちゃスカウトされたのを今でも覚えています。そして僕も大学が決まって少し浮かれていたので、すんなりやります、と。最初はそんな感じで、特に頑張ろうとかそういった感情はあまりなかったです。予備校でアルバイト、といえば、自分の経験を活かして高校生に指導するというイメージですが、今思うと全く違います。

 

僕はだいたい2年半ほど予備校のスタッフとしてアルバイトをしているのですが、そこで得たものは本当に数え切れません。そこで、今日は得たものの一つについて思ったまま述べます。

それは「人」です。

 

最初、このアルバイトをする時、正直僕はかなり生意気だったと思います。それなりに今まで上手く人生乗り切ってきたので、先輩とか上司とか大したことないだろと。でも僕は、二人の偉大な先輩に出逢いました。その先輩たちは、とにかく「人」との向き合い方が上手かった。それは、高校生に対しても、周りのスタッフに対しても、そして自分に対しても。

 

僕はこの2年半のアルバイトで多くの失敗をしました。一番ショックだったのは、担当生徒が僕に相談せずに退塾したこと。僕はとても悩みました。もともとコミュニケーションがそれほど苦手ではなかったので、普段の会話や対応がそれほど変だとも思わず。すると、その先輩からいくつかアドバイスをもらいました。それが「人」との向き合い方だったのです。

 

スキルや能力ではなく、とにかく想いを伝えること。

 

僕にとってはとても衝撃的でした。高校の勉強や受験対策には自信があったので、絶対に成績が上がるだろうという指導していたつもりだが、実は何も伝わっていなかった。その瞬間から僕はとにかく「人」と向き合うことに徹している。

SHOWROOMの前田さんの言葉に、

 

『自分という110にするには、1つは誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作ること。そのためには、自分から好きになることが必要だ。2つ目は、自分のこと以上に周りに時間を使って、周りを強く育てることで、チームとして最強になること。』

 

というものがあります。僕はとにかく「人」を好きになる努力をしました。もちろん相性はあるけれども、バカな話や自分の過去の話、趣味の話などあらゆる方法で相手の目線に立って話をして、そして好きになる。そうすれば、自然と想いが伝わります。

 

結局、将来社会人になっても、僕たちの周りは「人」で囲まれていて、その中で生きていきます。一生「人」と向き合わなければなりません。その向き合い方を僕はアルバイトを通じて学びました。

 

大事なことを教えてくれた先輩たちに僕は一生ついていくつもりだし、もう少しだけ甘えたい自分もいます。

これからもよろしくお願いします。

 

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