ベルリンで働く大学生の気ままなブログ

2018年9月からベルリンに留学しています。思い出記録として書いているので期待しないでください。ベルリンのあんなことやこんなこと、留学生活、インターンなどなど。

おもてなし

昨日、自分が運営に携わっている事業でイベントを行いました。

 

その名も「おもてなし大作戦!」

 

小学生たちが見ず知らずの外国人観光客に英語でインタビューするというもので、驚くことに3グループで合計100人以上にインタビューできました。

インタビュー内容は

 

Where are you from ? や Do you like Japan ?

また、What food do you like most in Japan ? など難しい質問にもチャレンジしていました。

 

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質問ボードも子供達の手作りです。チームごとに個性あふれる質問やボードを持って参加していました。

 

練習段階では不安もたくさんあったのですが、一人目のインタビューで手応えを感じたのか、外国人観光客を見つけるやいなや「Hello !!」と叫びながら駆け寄るようになりました。僕のサポートも必要ないくらい多くの人とコミュニケーションをとっていて、小学生のエネルギーってすごいなと驚くばかりです。

 

けれど、多分こういう知らない人に声をかける機会って(日本人に対しても外国人に対しても)、大人になるにつれてだんだんと減っていくものだと思います。もちろんそれは節度を守ることであったり、常識があってのことだと思いますが、そうした「勇気」が出ないのも事実です。

しかし、小学生の頃にこうした異文化交流の体験や自ら実践して何かに挑戦する経験を積むことで、やればできるんだということに気づき、さらに大きな挑戦に立ち向かうことができると思います。

 

今回は英語を使ったイベントでしたが、英語は中学になると急に勉強っぽさが増します。それは文法や単語、読解など英語の学習において必要なことばかりですが、僕はそれ以上にこうした英会話をもっと普及させることができれば、と思いました。

今回の質問内容も、まずは小学生たちが外国人観光客に聞きたいことを日本語で考え、そのあと、ネイティブの先生に訳してもらって発音練習、その後実践練習をするといった形で、基本的には英会話しかしておらず、単語や文法などは一切していません。けれども、彼らは外国人観光客とコミュニケーションを取ることができました。

おそらく彼らの表情を見ると、もっともっとインタビューをしたかったと思います、それはやはり小さな成功体験の積み重ねがあったからこそ感じることです。

中には、もっと英語を勉強したい、と言っていた子もいました。多分これが本来の「勉強」なのかな、と。

 

頭で理解するよりも、まずは実践する。

そこで得られた小さな成功体験をもとにさらに大きな目標に向けて、次の計画を立てる。

そして実践する。

 

このサイクルは英会話のみならず、全ての学びに通ずることです。

そして改めてこのサイクルの重要性を僕は、小学生たちに教えてもらいました。

 

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将来、とか大人になってから、ではなく「いま」この事業ができていることが僕はとても嬉しいですし、充実しています。

あの子たちの可能性をもっともっと広げてあげたい、心からそう思ったイベントでした。

 

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